名護に移り住んで働くとき、引っ越しや仕事探しの費用を支えてくれる制度はあるのか。沖縄県の移住支援金、仕事探しの交通費の補助、保育士への助成金、ハローワークの移転費まで、2026年度の時点で確かめられたことをまとめます。
この記事のポイント
- 沖縄県の移住支援金は、2026年度は名護市が対象に入っていません。本島北部では国頭村・東村・本部町・伊江村が対象です
- 県外から仕事を探しに来る交通費・宿泊費・引っ越し費用は、県の「ちゅらっとターン交通費補助金」で半分(1回5万円まで)が補助されます
- 名護市内の保育施設に就職した保育士などには、名護市が働き始めて半年で15万円を助成しています
- 雇用保険を受けられる人がハローワークなどの紹介で就職して引っ越すときは、「移転費」が出ることがあります
- どの制度も予算の範囲で行うため、年度の途中で終わることがあります
沖縄県の移住支援金は、2026年度は名護市が対象外
「移住 支援金」で調べると、まず出てくるのがこの制度です。東京23区などから沖縄県内の対象の市町村に移り住み、就業などの要件を満たした人に、単身60万円、2人以上の世帯100万円が支給されます。
2026年度にこの制度を行う市町村は、石垣市、国頭村、東村、本部町、伊江村です(2026年4月1日時点)。名護市は入っていません。名護市と同じハローワーク名護の管内では、国頭村・東村・本部町・伊江村が対象です。条件は市町村ごとに違うため、それぞれの役場で確かめる必要があります。
県外から仕事を探しに来る費用は「ちゅらっとターン交通費補助金」
沖縄県は、県外に住む人の県内就職を進めるため、県内での就職・転職活動にかかる交通費や宿泊費、引っ越し費用の一部を補助しています。名護での就職活動にも使えます。
| 項目 | 内容(2026年度) |
|---|---|
| 対象 | 2026年4月1日時点で44歳以下の、沖縄県外に住む人。県内の企業などに正社員・有期労働契約社員として就職を希望する人(公務員などは対象外) |
| 補助の対象 | 飛行機、電車、バス、レンタカー、ホテルなどの料金、引っ越しの運送費用 |
| 補助額 | 費用の2分の1以内。1回5万円まで、年度に3回まで |
| 申し込み | 沖縄県の移住・就職の情報サイト「りっか沖縄」に会員登録したうえで申請 |
申請は、活動を終えた月の翌月10日までです。予算に達すると受付が終わります。国や市町村から同じ費用の補助を受ける場合は対象になりません。
保育士なら、名護市の助成金があります
名護市は、保育の人材を確保するため、市内の保育施設に就職した保育士などに助成金を出しています(名護市保育士等緊急確保事業)。移住した人に限らず、市内の保育施設で働き始めた人が対象です。
| 項目 | 内容(2026年度) |
|---|---|
| 対象の職種 | 保育士、保育教諭、看護師・准看護師、保健師、養護教諭、認定こども園の幼稚園教諭 |
| 対象の職場 | 名護市内の認可保育所、認定こども園、地域型保育事業所、病児保育事業所(公立を除く) |
| 1年目 | 条件を満たして半年働いたら150,000円 |
| 2年目 | フルタイムで欠勤などがなければ150,000円、パートタイムは75,000円 |
| 主な条件 | 2023年4月1日以降に働き始めた人。月80時間以上の勤務、65歳未満、法人との直接雇用で半年以上働いていること |
長く働く人には、5年目・8年目・11年目などに、フルタイムなら5万〜10万円、パートタイムなら2.5万〜5万円を助成する「保育士等継続応援給付事業」もあります。問い合わせ先は、名護市こども家庭部 保育・幼稚園課です。
ハローワークの紹介で就職して引っ越すなら「移転費」
雇用保険の受給資格者が、ハローワークなどの紹介で就職するために住所を変えるとき、ハローワークの所長が必要と認めれば「移転費」が支給されます。本人と家族の交通費、移転料、着後手当が対象です。面接に行く交通費や宿泊費が出る「広域求職活動費」もあります。
どちらも、ハローワークなどの紹介を受けることが条件です。名護の求人は、ハローワーク名護が受け持っています(名護で仕事を探すなら、どこを見ればいいか)。ハローワークの制度を使うなら、応募の前に、いまの住所のハローワークで相談しておくのが近道です。名護で仕事を探す際は、沖縄本島北部の求人サイト「ほくぶのしごと」も見てみてください。
奨学金を返している人は、会社に聞いてみる
沖縄県には、従業員の奨学金を会社が直接返す「代理返還」に取り組む県内の中小企業に、費用の一部を補助する制度があります。使うかどうかは会社が決めるので、応募先に制度があるかを聞いてみてください。
支援をあてにする前に、確かめておきたいこと
- 住む市町村で変わる/移住支援金は、名護市は2026年度の対象外です。本部町や国頭村などに住む場合は、その町村の条件を確かめます
- 面接の旅費/県外から面接に来るなら、「りっか沖縄」に登録して、ちゅらっとターン交通費補助金を使えるか確かめます
- 資格の仕事/保育士・看護師などは、名護市の保育施設で働くと助成金の対象になることがあります
- 会社が使う制度は、会社に聞く/奨学金の代理返還は、会社が申請するものです。面接で聞いて構いません
- 制度は年度ごとに変わる/どの制度も予算の範囲で行うため、移り住む年の案内を確かめます
よくある質問
Q. 名護に移住すると、移住支援金はもらえますか?
2026年度は、沖縄県の移住支援金の対象に名護市は入っていません。対象は石垣市、国頭村、東村、本部町、伊江村です(2026年4月1日時点)。
Q. 名護に面接に行く飛行機代の補助はありますか?
沖縄県の「ちゅらっとターン交通費補助金」は、44歳以下で県外に住む人が、県内で就職活動をするときの交通費・宿泊費・引っ越し費用の2分の1(1回5万円まで、年度に3回まで)を補助します。「りっか沖縄」への会員登録が必要です。
Q. 保育士として名護で働く場合、支援はありますか?
名護市の「保育士等緊急確保事業」で、市内の保育施設(公立を除く)に就職した保育士などに、条件を満たして半年働いたら150,000円が助成されます。2年目も、フルタイムで欠勤などがなければ150,000円です。
Q. ハローワークの紹介で就職すると、引っ越し費用は出ますか?
雇用保険の受給資格者がハローワークなどの紹介で就職して住所を変える場合、ハローワークの所長が必要と認めれば「移転費」が支給されます。
あわせて読みたい
出典
- 沖縄県「移住支援金」のページ(2026年4月30日更新)。令和8年度の実施市町村は令和8年4月1日時点
- 沖縄県「ちゅらっとターン交通費補助金」のページ(2026年8月24日更新)
- 名護市保育士等緊急確保事業実施要綱(令和8年6月2日告示第124号で改正)
- 名護市保育士等継続応援給付事業助成金交付要綱(令和8年6月2日告示第123号で改正)、名護市「保育士等継続応援給付事業」チラシ(2026年6月2日更新)
- 沖縄県 商工労働部 雇用政策課「奨学金代理返還支援事業について」(令和8年度)
- 厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク「「広域求職活動費」と「移転費」のご案内」
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