沖縄で働いて暮らすなら、那覇か、名護か。県庁所在地の那覇と、沖縄本島北部の中心の名護では、人の数も仕事の数も違います。人口、求人、所得、家賃、気候を、同じものさしで並べてみます。
この記事のポイント
- 2020年から2025年に、名護市の人口は2,530人増え、那覇市は6,552人減りました(国勢調査、2025年は速報)
- 有効求人倍率は名護1.41倍、那覇1.03倍。正社員に限ると名護0.95倍、那覇0.80倍です(2026年8月)
- 1人あたりの課税対象所得は、那覇市約362万円、名護市約286万円で、那覇市のほうが高めです(2025年度)
- 募集中の1ルーム・1Kの家賃は、名護市6.4万円、那覇市6.1万円。1DK・1LDKは那覇市のほうが高くなっています
- 気候はほとんど同じで、年平均気温は名護22.8℃、那覇23.3℃です
人口は、名護が増えて那覇が減った
2025年の国勢調査(速報)によると、名護市の人口は66,084人、那覇市は311,073人でした。那覇市は名護市の5倍近い人口ですが、2020年からの5年間で、名護市は2,530人増え、那覇市は6,552人減っています。
| 名護市 | 那覇市 | |
|---|---|---|
| 人口(2025年) | 66,084人 | 311,073人 |
| 5年間の増減 | +2,530人 | △6,552人 |
| 世帯(2025年) | 31,441 | 151,259 |
名護市の人口の移り変わりは、名護の人口は、なぜ増えているのかにまとめています。
求人倍率は、名護のほうが高い
沖縄労働局の発表では、2026年8月の有効求人倍率(働く場所のハローワークで集計)は、名護が1.41倍、那覇が1.03倍でした。正社員の求人に限っても、名護は0.95倍、那覇は0.80倍で、名護のほうが仕事を探す人1人あたりの求人が多くなっています。
| 名護 | 那覇 | |
|---|---|---|
| 有効求人倍率 | 1.41倍 | 1.03倍 |
| 正社員の有効求人倍率 | 0.95倍 | 0.80倍 |
ただし、求人の数そのものは那覇のほうがずっと多く、同じ月の有効求人数は那覇13,049人、名護2,257人でした。倍率は「探す人に対する求人の多さ」の目安として見てください。
所得は、那覇のほうが高い
総務省の「市町村税課税状況等の調」によると、2025年度に住民税を納める人1人あたりの課税対象所得は、那覇市が約362万円、名護市が約286万円でした。最低賃金は県内どこでも同じで、2026年12月2日から1,086円です。
名護の給料については、名護の給料は、本当に安いのかにまとめています。
家賃は、一人暮らしの部屋ならほぼ同じ
2026年10月25日に、沖縄の不動産情報サイト「うちなーらいふ」に載っていた物件を、編集部で集計しました。1ルーム・1Kの家賃は、真ん中の値で名護市6.4万円、那覇市6.1万円と、ほとんど変わりません。1DK・1LDKでは、那覇市が9.5万円と、名護市の6.7万円を大きく上回りました。
| 間取り | 名護市 | 那覇市 |
|---|---|---|
| 1ルーム・1K | 6.4万円 | 6.1万円 |
| 1DK・1LDK | 6.7万円 | 9.5万円 |
| 2K〜2LDK | 7.5万円 | 7.3万円 |
名護市の1ルーム・1Kは、6割あまりが家具・家電付きの部屋で、その分、家賃が高めになっています。国の住宅・土地統計調査(2023年)では、借家の1か月当たり家賃の平均は、名護市41,321円、那覇市52,715円でした。こちらは公営住宅や社宅、昔からの契約も含む数字です。
名護の家賃については、名護の家賃相場は?一人暮らしの部屋はいくらかにまとめています。
気候は、ほとんど変わらない
気象庁の平年値(1991〜2020年)では、年平均気温は名護22.8℃、那覇23.3℃です。いちばん寒い1月の平均気温は、名護16.5℃、那覇17.3℃で、名護のほうが少しだけ低くなっています。年間の降水量や日照時間は、ほぼ同じです。
| 名護 | 那覇 | |
|---|---|---|
| 年平均気温 | 22.8℃ | 23.3℃ |
| 1月の平均気温 | 16.5℃ | 17.3℃ |
| 年降水量 | 2,120.7mm | 2,161.0mm |
| 年間日照時間 | 1,738.8時間 | 1,727.1時間 |
どちらで働くか、考えるときの目安
- 仕事の選びやすさ/探す人1人あたりの求人は名護のほうが多く、求人の数そのものは那覇のほうが多くなっています
- 所得と家賃/1人あたりの所得は那覇のほうが高めで、一人暮らしの部屋の家賃はほぼ同じです。求人票の給料と手当を見比べます
- 広めの部屋/1DK・1LDKは名護のほうが安く借りられます
- 求人を見比べる/名護で仕事を探す際は、沖縄本島北部の求人サイト「ほくぶのしごと」も見てみてください
よくある質問
Q. 那覇と名護、どちらが仕事を見つけやすいですか?
2026年8月の有効求人倍率は、名護1.41倍、那覇1.03倍で、名護のほうが探す人1人あたりの求人は多くなっています。正社員に限っても名護0.95倍、那覇0.80倍です。求人の数そのものは那覇のほうが多くあります。
Q. 那覇と名護、どちらの家賃が高いですか?
2026年10月25日に「うちなーらいふ」で集計した1ルーム・1Kの家賃は、真ん中の値で名護市6.4万円、那覇市6.1万円でした。1DK・1LDKは、那覇市9.5万円、名護市6.7万円です。
Q. 那覇と名護、どちらの給料が高いですか?
1人あたりの課税対象所得は、2025年度で那覇市が約362万円、名護市が約286万円でした。最低賃金は県内どこでも同じです。
Q. 名護は、那覇より寒いですか?
気象庁の平年値では、1月の平均気温は名護16.5℃、那覇17.3℃で、名護のほうが少し低い程度です。年平均気温は名護22.8℃、那覇23.3℃です。
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出典
- 沖縄県企画部統計課「令和7年国勢調査速報 沖縄県の人口と世帯数」(2026年5月29日)
- 沖縄労働局「労働市場の動き」令和8(2026)年8月(2026年10月2日発表)第4表、資料8-2
- 総務省「市町村税課税状況等の調」令和7年度 第11表(市町村別データ)
- 総務省「令和5年住宅・土地統計調査」表123-3-2
- 「うちなーらいふ」名護市・那覇市の賃貸物件(2026年10月25日に掲載されていた物件を編集部で集計)
- 気象庁「過去の気象データ」名護・那覇の平年値(1991〜2020年)
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