石垣島で、医療・介護・保育の仕事に就くには

石垣島で、医療・介護・保育の仕事に就くには

看護師や介護福祉士、保育士として、石垣島で働きたい。資格を活かして島に移り住む人も多い分野です。働く人と求人の数、病院や保育所の数、そして石垣市や沖縄県の移住・就職の支援をまとめます。

この記事のポイント

  • 石垣市でいちばん多くの人が働いているのは医療・福祉で、2,525人。10年で457人増えました(2020年国勢調査)
  • 看護師などの有効求人倍率は2.78倍、介護関連は2.66倍で、求人が仕事を探す人を大きく上回っています(2026年7月)
  • 石垣市は、島の外から来る看護師・保健師と保育士に、移住費用を補助しています(県外から50万円、県内から40万円)
  • 石垣市の保育施設は64か所、職員は677人です。2024年4月1日の待機児童はゼロでした
  • 介護が必要と認定された65歳以上の人は、4年で1,796人から2,117人に増えました

医療・福祉で働く人は、10年で457人増えた

2020年の国勢調査で、石垣市の医療・福祉で働く人は2,525人で、すべての産業でいちばん多くなっています。2010年の2,068人から457人増えました。そのうち1,911人が女性で、石垣市で働く女性の2割あまりにあたります。

ハローワーク八重山が受け付けた医療・福祉の新規求人は、2020年度の958人から、2023年度には1,224人に増えました。2026年7月の新規求人332人のうち、医療・福祉は73人で、業種別でいちばん多くなっています。

同じ月の職業別の有効求人倍率を見ると、医療・福祉の仕事はどれも求人が仕事を探す人を上回っています。

職業求人仕事を探す人有効求人倍率
保健師・助産師・看護師50人18人2.78倍
介護サービスの職業66人23人2.87倍
社会福祉の専門的職業65人35人1.86倍
医療技術者15人8人1.88倍
介護関連(再掲)85人32人2.66倍
八重山公共職業安定所「八重山の雇用の動き」令和8年7月分(参考5)職業別常用有効求人・有効求職バランスシートから作成。新規学卒者を除き、常用パートを含む

病院は3つ、診療所は53

石垣市の統計書に載っている沖縄県八重山保健所の資料では、2024年12月末の病院は3つ(県立1、法人2)、病床は合わせて464床でした。診療所は53、歯科診療所は23あります。

石垣市の統計書は「離島の医療問題」として、八重山病院で産婦人科や小児科をはじめ多くの診療科で医師が不足していることを挙げています。

看護師・保健師には、石垣市の移住費用の補助

石垣市は、市内の医療施設や市役所に就職するために島の外から移り住む看護師・保健師に、移住費用を補助しています。

項目内容(2026年度)
補助額県外からの移住50万円、県内からの移住40万円
対象の職場(看護師)よなは医院、石垣島徳洲会病院、かりゆし病院、沖縄県立八重山病院
対象の職場(保健師)石垣市役所
主な条件2026年4月1日以降に就職が決まり、石垣市に移住する人。2年以上続けて勤務できること。竹富町・与那国町からの移住は対象外
石垣市「令和8年度石垣市島外看護師等誘致支援事業」のページ(2026年9月10日更新)から作成

看護大学などに在学中で、免許を取る見込みの人も対象です。正規職員か会計年度任用職員かなど、雇用の形は問いません。

保育士にも、移住費用の補助

石垣市の保育施設は、2024年度末で64か所、職員は677人、入所している子どもは2,497人でした。2024年4月1日の待機児童はゼロです。

石垣市は、市内の保育施設で働くために市外から移り住む保育士に、移動費用や生活準備の費用を補助しています。県外からは50万円、県内からは40万円です。採用時に60歳未満で、移り住む前に就職先が決まっていて、週30時間以上かつ2年以上勤務することが条件です(竹富町に住む人は対象外)。

介護の仕事は、会社が赴任の費用を負担しやすい

石垣市で介護保険の第1号被保険者(65歳以上の人)は、2017年度の10,094人から2024年度には12,096人に増えました。要支援・要介護と認定された人は、2020年度の1,796人から2024年度の2,117人に増えています。

沖縄県の「島しょ地域介護人材確保対策事業」では、離島で介護サービスを営む法人が、島の外から介護の人材を受け入れるときの費用(赴任の旅費や住まいの初期費用など)を、1人あたり無期雇用で20万円、有期雇用で10万円まで補助します。石垣島は対象の地域です。補助を受けるのは会社なので、応募するときに、赴任の費用を負担してもらえるかを聞いてみる価値があります。

奨学金を返している人への支援

石垣市は、看護師の資格で市内の医療機関などで働く人や、介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員・看護師などの資格で市内の介護保険施設で働く人で、奨学金を返している人に、返還額を月1万円まで、最大36か月補助しています。転入から1年以内で、初めて申請する年度の末日に30歳以下であることなどが条件です。くわしくは石垣島に移住して働くとき、使える支援金はあるかにまとめています。

医療・介護・保育の仕事を選ぶときに、確かめておきたいこと

  • 補助の条件/看護師・保健師・保育士の移住費用の補助は、移り住む前に就職先が決まっていることが条件です。応募の段階で伝えます
  • 赴任の費用と住まい/介護の仕事では、会社が旅費や住まいの初期費用を負担できる制度があります。面接で聞いて構いません
  • 勤務の形/夜勤の有無と回数、休みの取り方、資格手当を確かめます
  • 仕事を探す/石垣島で仕事を探す際は、石垣島限定の求人サイト「やいまのしごと」も見てみてください

よくある質問

Q. 石垣島で看護師として働くと、補助はありますか?

石垣市の「島外看護師等誘致支援事業」で、市内の対象の病院に就職して移り住む看護師に、県外からなら50万円、県内からなら40万円が補助されます。2年以上続けて勤務できることが条件です。

Q. 石垣島で保育士として働くと、補助はありますか?

石垣市の「島外保育士誘致支援事業」で、市内の保育施設に就職して移り住む保育士に、県外からなら50万円、県内からなら40万円が補助されます。週30時間以上かつ2年以上勤務することが条件です。

Q. 石垣島の介護の求人は多いですか?

2026年7月のハローワーク八重山の発表で、介護関連の職業の有効求人倍率は2.66倍、介護サービスの職業は2.87倍でした。求人が仕事を探す人を大きく上回っています。

Q. 石垣島に病院はいくつありますか?

石垣市の統計書に載っている沖縄県八重山保健所の資料では、2024年12月末の病院は3つ(県立1、法人2)、診療所は53です。

Q. 石垣市に待機児童はいますか?

石垣市の統計書によると、2024年4月1日の待機児童はゼロでした。

あわせて読みたい

出典

  • 石垣市「統計いしがき」令和6年度(第47号)3-3、3-6、9-1 医療施設等の状況(沖縄県八重山保健所)、10-1 保育施設の概要、10-15 介護保険被保険者数、10-16 要支援・要介護認定者数
  • 八重山公共職業安定所「八重山の雇用の動き」令和8年7月分
  • 石垣市「令和8年度石垣市島外看護師等誘致支援事業」(2026年9月10日更新)、「離島保育士確保総合対策事業」(2026年6月16日更新)、「石垣市奨学金返還支援事業について」(2026年9月17日更新)
  • 沖縄県「令和8年度島しょ地域介護人材確保対策補助金」実施要綱(別表1・別表2)

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