石垣島の物価は、高いのか。島に移り住む人や、島で働こうと考えている人がよく気にすることです。沖縄県が毎年行っている、本島と離島の食品・日用品の値段の調査と、ガソリンの値段の調査から、石垣島の物価をまとめます。
この記事のポイント
- 那覇市の量販店の値段を100とすると、石垣島の食品・日用品は116.1でした(2025年10月、102品目)
- 宮古島は101.8、宮古・石垣を除く離島の平均は130.8。石垣島は、その間の水準です
- 石垣島で高めなのは飲料(146.4)や日用雑貨(118.0)、那覇とほぼ同じなのは野菜(99.1)や果物(100.7)でした
- ガソリンは、石垣島が沖縄本島より1リットルあたり24.9円高くなっています(2024年4〜12月)
- 西表島(いりおもてじま)や小浜島(こはまじま)など、石垣島から船で渡る島の物価は、さらに高くなっています
石垣島の食品・日用品は、那覇の量販店より16%ほど高い
沖縄県は、本島と離島の物価の差を調べるため、毎年、食品や日用品の値段を調べています。2025年10月の調査では、肉や野菜、調味料、洗剤、飲み物など102品目について、那覇市の量販店(大型のスーパーなど)の平均の値段を100として、ほかの地域の値段を比べました。
| 調べた店 | 値段の指数 |
|---|---|
| 那覇市の量販店 | 100.0 |
| 那覇市近郊の小売店 | 108.8 |
| 本島北部の小規模店舗 | 114.0 |
| 本島北部3村の共同売店 | 119.7 |
| 宮古島 | 101.8 |
| 石垣島 | 116.1 |
| 宮古・石垣を除く離島の平均 | 130.8 |
石垣島の指数は116.1で、那覇市の量販店より16%ほど高い水準でした。本島北部の小規模店舗(114.0)と同じくらいで、宮古島(101.8)よりは高く、ほかの離島の平均(130.8)よりは低くなっています。
ただし、石垣島で調べたのは石垣市内の量販店1店舗と小売店1店舗です。店や時期によって、値段は変わります。
高めのもの、那覇とほぼ同じもの
品目の分類ごとに見ると、石垣島でも高めのものと、那覇とあまり変わらないものがあります。
| 分類 | 石垣島 | 宮古島 | ほかの離島 |
|---|---|---|---|
| 肉類・加工肉類 | 101.8 | 98.9 | 127.8 |
| 乳卵類 | 109.8 | 101.1 | 105.9 |
| 魚介類 | 104.3 | 104.3 | 106.4 |
| 野菜類 | 99.1 | 81.2 | 125.4 |
| 果物 | 100.7 | 72.9 | 78.5 |
| 穀類・加工食品 | 114.3 | 105.8 | 135.2 |
| 日用雑貨 | 118.0 | 104.9 | 132.9 |
| 飲料 | 146.4 | 110.6 | 148.5 |
| 全体 | 116.1 | 101.8 | 130.8 |
石垣島では、飲料が146.4と、那覇市の量販店より4割以上高くなっていました。日用雑貨(118.0)や穀類・調理食品・加工食品(114.3)も高めです。一方で、野菜類(99.1)、果物(100.7)、肉類・加工肉類(101.8)は、那覇市の量販店とほぼ同じでした。
報告書では、多くの離島で穀類・調理食品・加工食品、日用雑貨、飲料の価格差が大きい傾向にあるとしています。宮古島の物価は宮古島の物価は、本島より高いのかにまとめています。
石垣島から船で渡る島は、さらに高い
石垣島のまわりには、竹富町(たけとみちょう)の西表島・小浜島・黒島(くろしま)、与那国町(よなぐにちょう)の与那国島などがあります。調べたどの島も、石垣島より物価が高くなっていました。
| 島 | 値段の指数 |
|---|---|
| 石垣島 | 116.1 |
| 黒島 | 122.1 |
| 西表島 | 134.2 |
| 小浜島 | 134.8 |
| 与那国島 | 135.8 |
石垣島から渡る島で働くことを考えているなら、日々の買い物の値段もあわせて確かめておきます。
ガソリンは、本島より1リットル24.9円高い
沖縄県の調査では、2024年度(4〜12月)のレギュラーガソリンの値段は、石垣島が沖縄本島より1リットルあたり24.9円高くなっていました。離島全体の平均は28.3円の差で、石垣島は平均より小さい差です。
| 島 | 本島との差 |
|---|---|
| 石垣島 | 24.9円 |
| 宮古島 | 25.8円 |
| 竹富島 | 35.4円 |
| 西表島 | 36.0円 |
| 与那国島 | 38.8円 |
| 黒島 | 40.4円 |
| 波照間島 | 40.8円 |
| 小浜島 | 43.4円 |
| 離島の平均 | 28.3円 |
報告書によると、八重山圏域の島は、ガソリンの価格差が離島平均の28.3円を上回っています。離島と本島の差は2021年度の16.7円から広がり続けていて、2024年度は沖縄本島の平均が1リットル170円、離島の平均が198円でした。
石垣島の給油所は17か所で、宮古島(18か所)に次いで県内の離島で2番目に多くなっています(2024年4月時点)。
沖縄県の物価は、全国と比べてどうか
総務省の消費者物価地域差指数(2024年結果)では、全国平均を100としたとき、沖縄県の物価は総合で100.2と全国平均とほぼ同じですが、食料品は106.7で全国でいちばん高い水準です。
暮らしのお金を考えるときに、確かめておきたいこと
- 飲み物と日用品/石垣島では、飲料(146.4)と日用雑貨(118.0)の差が大きめです。普段の買い物をどの店でするかも考えておきます
- 車とガソリン/ガソリンは本島より1リットル24.9円高くなっています。通勤に車を使うかどうかで、毎月の出費が変わります
- 働く島/西表島や小浜島など、石垣島から船で渡る島は、物価もガソリンも石垣島より高めです
- 所得とのバランス/住民税を納める人1人あたりの課税対象所得(給与所得控除などを引いたあとの所得で、年収とは違う数字)は、石垣市で約313万円です(2025年度)
よくある質問
Q. 石垣島の物価は高いですか?
沖縄県の2025年10月の調査では、那覇市の量販店の値段を100としたとき、石垣島の食品・日用品は116.1でした。那覇市の量販店より16%ほど高く、宮古島(101.8)より高く、ほかの離島の平均(130.8)よりは低い水準です。
Q. 石垣島で、本島より高いものは何ですか?
同じ調査で、石垣島では飲料(146.4)、日用雑貨(118.0)、穀類・調理食品・加工食品(114.3)が、那覇市の量販店より高めでした。
Q. 石垣島で、本島と値段があまり変わらないものはありますか?
同じ調査で、石垣島の野菜類は99.1、果物は100.7、肉類・加工肉類は101.8と、那覇市の量販店とほぼ同じでした。
Q. 石垣島のガソリンは、本島よりいくら高いですか?
沖縄県の調査では、2024年度(4〜12月)のレギュラーガソリンは、石垣島が沖縄本島より1リットルあたり24.9円高くなっていました。
Q. 石垣島と宮古島では、どちらの物価が高いですか?
沖縄県の2025年10月の調査では、那覇市の量販店を100としたとき、石垣島は116.1、宮古島は101.8で、石垣島のほうが高くなっていました。ガソリンの本島との差は、石垣島が24.9円、宮古島が25.8円です。
あわせて読みたい
出典
- 沖縄県「令和7年度 離島・過疎地域定住条件整備推進調査(沖縄本島価格調査等)報告書」(令和8年1月)。2025年10月6日〜31日調査
- 沖縄県「令和6年度 石油製品輸送等補助事業の効果等に関する調査委託業務 報告書」(令和7年3月)
- 総務省統計局「消費者物価地域差指数-小売物価統計調査(構造編)2024年(令和6年)結果-」(令和7年6月27日公表)
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(市町村別データ)
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