宮古島の物価は、高いのか。島に移り住む人や、島で働こうと考えている人がよく気にすることです。沖縄県が毎年行っている、本島と離島の食品・日用品の値段の調査と、ガソリンの値段の調査から、宮古島の物価をまとめます。
この記事のポイント
- 那覇市の量販店の値段を100とすると、宮古島の食品・日用品は101.8でした(2025年10月、102品目)
- 石垣島は116.1、宮古・石垣を除く離島の平均は130.8。宮古島は、県内の離島のなかでいちばん本島に近い水準です
- 宮古島で高めなのは飲料(110.6)や加工食品(105.8)、安めなのは果物(72.9)や野菜(81.2)でした
- ガソリンは、宮古島が沖縄本島より1リットルあたり25.8円高くなっています(2024年4〜12月)
- 沖縄県全体では、食料品の物価が全国でいちばん高い水準です(全国平均100に対して106.7)
宮古島の食品・日用品は、那覇の量販店とほぼ同じ
沖縄県は、本島と離島の物価の差を調べるため、毎年、食品や日用品の値段を調べています。2025年10月の調査では、肉や野菜、調味料、洗剤、飲み物など102品目について、那覇市の量販店(大型のスーパーなど)の平均の値段を100として、ほかの地域の値段を比べました。
| 調べた店 | 値段の指数 |
|---|---|
| 那覇市の量販店 | 100.0 |
| 那覇市近郊の小売店 | 108.8 |
| 本島北部の小規模店舗 | 114.0 |
| 本島北部3村の共同売店 | 119.7 |
| 宮古島 | 101.8 |
| 石垣島 | 116.1 |
| 宮古・石垣を除く離島の平均 | 130.8 |
宮古島の指数は101.8で、那覇市の量販店とほぼ同じ水準でした。那覇市近郊の小売店(108.8)や、本島北部の店(114.0〜119.7)よりも低くなっています。調べた離島のなかでは、宮古島がいちばん本島に近い水準です。
ただし、宮古島で調べたのは量販店1店舗と小売店1店舗です。店や時期によって、値段は変わります。
高めのもの、安めのもの
品目の分類ごとに見ると、宮古島でも高めのものと安めのものがあります。
| 分類 | 宮古島 | 石垣島 | ほかの離島 |
|---|---|---|---|
| 肉類・加工肉類 | 98.9 | 101.8 | 127.8 |
| 乳卵類 | 101.1 | 109.8 | 105.9 |
| 魚介類 | 104.3 | 104.3 | 106.4 |
| 野菜類 | 81.2 | 99.1 | 125.4 |
| 果物 | 72.9 | 100.7 | 78.5 |
| 穀類・加工食品 | 105.8 | 114.3 | 135.2 |
| 日用雑貨 | 104.9 | 118.0 | 132.9 |
| 飲料 | 110.6 | 146.4 | 148.5 |
| 全体 | 101.8 | 116.1 | 130.8 |
宮古島では、飲料(110.6)、穀類・調理食品・加工食品(105.8)、日用雑貨(104.9)が那覇市の量販店より高めでした。一方で、果物(72.9)と野菜類(81.2)は安くなっています。報告書でも、多くの離島で穀類・調理食品・加工食品、日用雑貨、飲料の価格差が大きい傾向にあるとしています。
ガソリンは、本島より1リットル25.8円高い
沖縄県の調査では、2024年度(4〜12月)のレギュラーガソリンの値段は、宮古島が沖縄本島より1リットルあたり25.8円高くなっていました。離島全体の平均では28.3円の差で、沖縄本島の平均は1リットル170円、離島の平均は198円でした。
| 年度 | 離島と本島の差(1リットル) |
|---|---|
| 2017年度 | 17.2円 |
| 2018年度 | 15.9円 |
| 2019年度 | 17.9円 |
| 2020年度 | 20.2円 |
| 2021年度 | 16.7円 |
| 2022年度 | 21.6円 |
| 2023年度 | 25.4円 |
| 2024年度(4〜12月) | 28.3円 |
離島と本島のガソリンの値段の差は、2021年度から広がっています。沖縄県は、本島から離島へ運ぶ石油製品の輸送費を補助する事業を続けています。
宮古島の給油所は18か所で、沖縄県の離島のなかでいちばん多くなっています(2024年4月時点)。宮古島市の調査では、通勤・通学で自分で車を運転する人が、平良(ひらら。市役所や商店が集まる島の中心部)の市街地で69.0%、ほかの地域では8割を超えています。車のことは車がないと、宮古島では働けないのかにまとめています。
沖縄県の物価は、全国と比べてどうか
総務省の消費者物価地域差指数(2024年結果)では、全国平均を100としたとき、沖縄県の物価は総合で100.2と全国平均とほぼ同じですが、食料品は106.7で全国でいちばん高い水準です(宮古島の家賃と生活費は、どれくらいか)。
暮らしのお金を考えるときに、確かめておきたいこと
- 家賃/宮古島の住宅地の地価は、2025年に11.2%上がりました(宮古島の土地の値段は、なぜ上がっているのか)
- 車とガソリン/通勤に車が必要かどうかで、毎月の出費が変わります(車がないと、宮古島では働けないのか)
- 買い物の場所/同じ島でも、量販店と小さな店では値段が違います。普段の買い物をどこでするかも考えておきます
- 所得とのバランス/住民税を納める人1人当たりの課税対象所得(給与所得控除などを引いたあとの所得で、年収とは違う数字)は、宮古島市で約315万円です(宮古島の人の所得は、どれくらいか)
よくある質問
Q. 宮古島の物価は高いですか?
沖縄県の2025年10月の調査では、那覇市の量販店の値段を100としたとき、宮古島の食品・日用品は101.8でした。那覇市の量販店とほぼ同じ水準で、県内の離島のなかではいちばん本島に近い水準です。
Q. 宮古島で、本島より高いものは何ですか?
同じ調査で、宮古島では飲料(110.6)、穀類・調理食品・加工食品(105.8)、日用雑貨(104.9)が、那覇市の量販店より高めでした。
Q. 宮古島で、本島より安いものはありますか?
同じ調査で、宮古島の果物は72.9、野菜類は81.2と、那覇市の量販店より安くなっていました。
Q. 宮古島のガソリンは、本島よりいくら高いですか?
沖縄県の調査では、2024年度(4〜12月)のレギュラーガソリンは、宮古島が沖縄本島より1リットルあたり25.8円高くなっていました。
Q. 沖縄県の物価は、全国と比べて高いですか?
総務省の消費者物価地域差指数(2024年結果)では、沖縄県は総合で100.2と全国平均とほぼ同じですが、食料品は106.7で全国でいちばん高い水準です。
あわせて読みたい
出典
- 沖縄県「令和7年度 離島・過疎地域定住条件整備推進調査(沖縄本島価格調査等)報告書」(令和8年1月)。2025年10月6日〜31日調査
- 沖縄県「令和6年度 石油製品輸送等補助事業の効果等に関する調査委託業務 報告書」(令和7年3月)
- 総務省統計局「消費者物価地域差指数-小売物価統計調査(構造編)2024年(令和6年)結果-」(令和7年6月27日公表)
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