石垣島に戻って働くということ

石垣島に戻って働くということ

石垣島に戻って働きたい。進学や就職で島を出た人のなかには、いつかは戻りたいと考えている人もいます。石垣島を出ていく人の声と、戻る人が使える支援、仕事の状況をまとめます。

この記事のポイント

  • ハローワーク八重山を通じて就職した高校卒業者69人のうち、45人(約65%)は県外での就職でした(2023年度)
  • 石垣市の転出者アンケートで、就職や進学で島を出る人の94%が「条件の良い仕事があれば石垣市で就職したい・検討する」と答えました
  • 同じアンケートで、島を出る人が改善を求めたことは、生活コスト(45%)、住宅条件(26%)、医療体制(19%)の順でした
  • 石垣市出身で39歳以下の人は、東京23区などから戻るとき、沖縄県の移住支援金(単身60万円、世帯100万円)の対象になります
  • Uターンして市内で働く人には、奨学金の返還を月1万円まで補助する制度もあります(30歳以下など)

高校を卒業して、県外で就職する人

石垣市の統計書によると、ハローワーク八重山を通じて就職した高校卒業者は、2023年度に69人で、そのうち45人が県外での就職でした。

年度就職者(高校)うち県外
2018年度102人64人
2020年度72人37人
2022年度62人36人
2023年度69人45人
石垣市「統計いしがき」令和6年度 3-7 新規学卒者職業紹介状況の推移(八重山公共職業安定所、各年度6月末の調査)から作成

島を出る人は、何を思っているか

石垣市は、2025年3月から2026年3月にかけて、市役所で転出の届けを出した人を対象にアンケートを行いました(有効回答78件)。回答した人の転入のきっかけは「自身や家族の仕事などの都合」が51%、「移住(市外出身者)」が31%、「Uターン(石垣市出身)」が9%でした。

転出のきっかけは、「転勤・異動」が37%で最も多く、「転職・離職・退職」が22%、「仕事が少ない・収入が低い」が19%、「生活コスト(物価)が高い」が14%でした(複数回答)。

就職や進学で島を出る人に聞くと、条件の良い仕事があれば石垣市での就職を「希望する」が50%、「検討する」が44%でした。また石垣市に住みたいかには、「帰ってきたい」が31%、「仕事があれば帰ってきたい」が25%と答えています。

石垣市で改善が必要なこと回答
生活コスト(物価高)対策45%
住宅条件(広さ・家賃・住宅価格)26%
オーバーツーリズム対策22%
病院等の医療体制の充実19%
住居不足の解消14%
仕事の機会、収入、安定性の向上14%
石垣市「石垣市転出者アンケート調査報告書」(令和8年5月、有効回答78件、複数回答)から作成。主な項目のみ

回答は78件と多くはありませんが、島を出る人の考えを知る手がかりになります。

戻る人が使える支援

  • 移住支援金(石垣市Uターン支援事業)/石垣市内の学校に在籍し、続けて1年以上石垣市に住民登録があった39歳以下の人が、東京23区などから戻るときに対象になります。単身60万円、世帯100万円で、18歳未満の子ども1人につき最大100万円が加算されます
  • 奨学金の返還支援/Uターンして市内の事業者などで続けて働く人(2026年3月1日以降の転入、転入から1年以内、初めて申請する年度の末日に30歳以下など)に、返還額を月1万円まで、最大36か月補助します。移住支援金を受けた人は対象外です
  • 就職活動の旅費/県外に住む44歳以下の人には、沖縄県の「ちゅらっとターン交通費補助金」(交通費などの2分の1、1回5万円まで)があります

くわしい条件は石垣島に移住して働くとき、使える支援金はあるかにまとめています。

戻って働くときの仕事の状況

ハローワーク八重山の2026年7月の発表で、求人全体の有効求人倍率は1.20倍でしたが、正社員の求人に限ると0.78倍でした。職業別では、事務的職業が0.42倍と求人が少なく、介護や建設、接客の職業は求人が多くなっています(石垣島で、正社員の仕事を探すには)。

戻る前に、確かめておきたいこと

  • 支援の条件と時期/移住支援金は転入から1年以内に申請します。戻る前に石垣市のふるさと創生課に相談します
  • 住まい/実家に住むか、部屋を借りるか。家賃の相場も確かめておきます
  • 仕事の探し方/島の外にいるうちから、ハローワークインターネットサービスで石垣島の求人を探せます
  • 仕事を探す/石垣島で仕事を探す際は、石垣島限定の求人サイト「やいまのしごと」も見てみてください

よくある質問

Q. 石垣島にUターンすると、支援金はもらえますか?

石垣市内の学校に在籍し、続けて1年以上石垣市に住民登録があった39歳以下の人は、東京23区などから戻るとき、沖縄県と石垣市の移住支援金(単身60万円、世帯100万円)の対象になります。就業などの条件があります。

Q. 石垣島の高校を卒業した人は、どこで就職していますか?

ハローワーク八重山を通じて就職した高校卒業者は、2023年度に69人で、そのうち45人が県外での就職でした。

Q. 石垣島を出た人は、戻りたいと思っていますか?

石垣市の転出者アンケート(有効回答78件)では、就職や進学で島を出る人の50%が「条件の良い仕事があれば石垣市で就職を希望する」、44%が「検討する」と答えました。

Q. Uターンして奨学金を返している場合、支援はありますか?

石垣市奨学金返還支援事業で、Uターンして市内で続けて働く人に、返還額を月1万円まで、最大36か月補助します。初めて申請する年度の末日に30歳以下であることなどが条件です。

あわせて読みたい

出典

  • 石垣市「石垣市転出者アンケート調査報告書」(令和8年5月)
  • 石垣市「統計いしがき」令和6年度(第47号)3-7 新規学卒者職業紹介状況の推移(八重山公共職業安定所)
  • 石垣市「石垣市Uターン支援事業(移住支援金)について」(2026年4月30日更新)、「石垣市奨学金返還支援事業について」(2026年9月17日更新)
  • 沖縄県「ちゅらっとターン交通費補助金」のページ(2026年8月24日更新)
  • 八重山公共職業安定所「八重山の雇用の動き」令和8年7月分

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