宮古島の土地の値段は、ここ数年で大きく上がりました。働く人にとって、土地の値段は家賃や住まいの探しやすさにつながる話です。国土交通省と沖縄県の地価調査から、宮古島の地価がどう動き、なぜ上がっているのかをまとめます。
この記事のポイント
- 宮古島市の住宅地の平均価格は1平方メートルあたり24,400円で、2026年の地価調査では7.8%の上昇でした(2025年は11.2%、2024年は17.9%)
- 住宅地の平均価格は、2021年の13,700円から5年で約1.8倍になりました
- 住宅地の上昇率で、宮古島市の地点(宮古島-11)が2年続けて全国7位に入りました
- 国土交通省は2025年の公表で、リゾートホテル等の従業員や建設作業員の住宅需要、島外からの移住需要が旺盛だとしています
- 宮古島市の市営住宅は215棟・1,426戸です(2024年3月末)
宮古島市の住宅地は、5年で約1.8倍に
沖縄県が2026年9月に公表した地価調査(7月1日時点)によると、宮古島市の住宅地11地点の平均価格は1平方メートルあたり24,400円で、前の年より7.8%上がりました。2024年の17.9%、2025年の11.2%からは上昇幅が縮小していますが、上がり続けています。
| 年 | 住宅地の平均価格 | 変動率 |
|---|---|---|
| 2021年 | 13,700円 | 5.3% |
| 2023年 | 17,100円 | 17.7% |
| 2024年 | 20,300円 | 17.9% |
| 2025年 | 22,500円 | 11.2% |
| 2026年 | 24,400円 | 7.8% |
住宅地の平均価格は、2021年の13,700円から2026年は24,400円になり、5年で約1.8倍です。2026年の住宅地の上昇率は、沖縄県の41市町村のなかで北谷町、宜野座村、恩納村に次いで4番目でした。商業地の平均価格は162,300円で、8.2%の上昇です。
なお、地価調査の平均価格は、調べた地点の価格の平均です。場所によって土地の値段は大きく違います。
宮古島-11は、2年続けて全国7位
地点ごとに見ると、宮古島市下地字上地の地点(宮古島-11)は、2026年に1平方メートルあたり28,500円で、18.8%上がりました。住宅地の上昇率で全国7位、沖縄県内で1位です。2025年(24,000円、18.8%、全国7位)に続いて、2年続けて全国の上位に入りました。
| 地点 | 1㎡の価格 | 変動率 | 順位 |
|---|---|---|---|
| 宮古島-11 | 28,500円 | 18.8% | 全国7位 |
| 宮古島-9 | 65,200円 | 15.0% | 県内2位 |
平良(ひらら。市役所や商店が集まる島の中心部)の久貝の地点(宮古島-9)も15.0%上がり、県内2位でした。商業地では、平良字下里の地点が150,000円で12.8%上がっています。
なぜ上がっているのか
国土交通省は、2025年の地価調査の公表で、宮古島市の地価が上がっている背景を次のように説明しています。
- 観光客の増加/コロナ禍で一時減少した観光客が、近年は増加傾向にあります
- 移住者の増加/大型商業施設の進出などで生活利便施設が整い、島外からの移住者が増えています
- 働く人の住まい/リゾートホテル等の建設が相次ぐなかで、ホテル等の従業員や建設作業員のための住宅需要が旺盛です
- 市街地周辺の需要/中心市街地周辺の、生活の便利な地域では、島に住む人の住宅需要も活発です
2026年の全国のまとめでも、国土交通省は、リゾート地域などでは別荘・コンドミニアムや移住者、従業員向け住宅の旺盛な需要を背景に、高い地価上昇が続いているとしています。
島の数字でも、同じ動きが見えます。宮古島市の宿泊施設は2016年末の247軒から2025年末には572軒に増え(ホテルや飲食の仕事)、県外からの転入は2007年の1,217人から2024年には2,425人になりました(宮古島に移り住む人は、どれくらいいるのか)。
一方で、上昇幅は縮小しています。沖縄県は2026年の地価調査で、県全体の上昇幅が縮小した理由として、建築費の高騰、物価上昇、金利上昇、人手不足などが影響したと考えられるとしています。
働く人の住まいへの影響
土地の値段が上がると、住まいの探しやすさにも影響します。国の住宅・土地統計調査では、宮古島市の借家の家賃は2018年から2023年の5年で約15%上がりました。2026年10月に募集中の一人暮らしの部屋(1ルーム・1K)は、7万円前後です。島の会社からも「家賃が高い」「さらに上がっている」という声を聞きます。家賃と生活費のことは、宮古島の家賃と生活費は、どれくらいかにまとめています。
こうしたなかで、寮や住宅手当、入居時の住まいを用意している会社があります。
宮古島市の市営住宅は1,426戸
宮古島市には、市営住宅が215棟・1,426戸あります(2024年3月末)。地区ごとの戸数は次のとおりです。
| 地区 | 棟数 | 戸数 |
|---|---|---|
| 平良地区 | 37 | 477 |
| 城辺地区 | 54 | 308 |
| 下地地区 | 39 | 242 |
| 上野地区 | 44 | 218 |
| 伊良部地区 | 41 | 181 |
| 合計 | 215 | 1,426 |
市営住宅に入るための条件や空き状況は、宮古島市の窓口で確かめてください。
住まいを決める前に、確かめておきたいこと
- 職場の寮や住宅手当/住まいを用意している会社なら、引っ越しの負担が大きく変わります(家賃と生活費)
- 職場までの距離/家賃の安い地域でも、車での通勤が前提になることがあります(車がないと、宮古島では働けないのか)
- 引っ越しの費用の支援/雇用保険の移転費など、使える制度があります(使える支援金はあるか)
- 所得とのバランス/住民税を納める人1人当たりの課税対象所得(給与所得控除などを引いたあとの所得で、年収とは違う数字)は、宮古島市で約315万円です(宮古島の人の所得は、どれくらいか)
よくある質問
Q. 宮古島の地価は、上がっていますか?
上がっています。2026年の地価調査で、宮古島市の住宅地の平均価格は1平方メートルあたり24,400円、平均変動率は7.8%の上昇でした。2024年の17.9%、2025年の11.2%からは上昇幅が縮小しています。
Q. 宮古島の地価が上がっている理由は?
国土交通省は2025年の地価調査の公表で、観光客の増加、大型商業施設の進出などによる移住者の増加、リゾートホテル等の従業員や建設作業員のための住宅需要などを挙げています。
Q. 宮古島の住宅地の値段は、1㎡いくらですか?
2026年の地価調査で、宮古島市の住宅地の平均価格は1平方メートルあたり24,400円でした。地点ごとでは、宮古島-11(下地字上地)が28,500円(上昇率18.8%、住宅地で全国7位)、宮古島-9(平良字久貝)が65,200円(同15.0%、県内2位)です。地点によって価格は大きく違います。
Q. 宮古島に、市営住宅はありますか?
あります。2024年3月末で215棟・1,426戸です。入居の条件や空き状況は、宮古島市の窓口で確かめてください。
Q. 宮古島で、住まいを用意している仕事はありますか?
あります。寮や住宅手当、入居時に会社が用意する単身用の住まいなどがあります。応募先に、住まいの有無と空き状況を確かめてください。
あわせて読みたい
出典
- 沖縄県「市町村別・用途別平均価格及び平均変動率」(地価調査、令和3年・令和5年〜令和8年の各7月1日)、沖縄県「令和8年地価調査結果概要」
- 国土交通省「令和8年都道府県地価調査の概要」(2026年9月)、「令和7年都道府県地価調査を公表しました」(2025年9月17日)
- 宮古島市「統計みやこじま」令和6年度版「市営住宅」(建築課、2024年3月末現在)
- 宮古島市「統計みやこじま」令和6年度版「人口動態」(市民課)、沖縄県「宿泊施設実態調査」(平成28年・令和7年)
- 島しごと図鑑の取材記事(家賃についての声、寮・住宅手当の例)
島しごと図鑑


