【確認メモ|公開前に削除】
原本:Root 根間さん_2026_09(文字起こしのみ。記事情報シートなし)
要確認:
・代表の下の名前、正式な表記(本文は「代表の根間さん」としている)
・「島の高等学院」と「島の高等学園」が原本で混在している。本文は「島の高等学院」に統一した
・法人化の時期。原本では「4〜5年前」「2022年4月」と聞こえる部分がある。独立は2017年3月
・通信制高校の名称(原本では聞き取れなかったため、本文では書いていない)
・生徒41名は取材時点の人数でよいか
・「職員がなかなか定着しない」という話を、本文では「人が続くかどうかが課題だった」と書いた。この書き方でよいか。触れずに外すこともできる
・立ち上げ当初の評判(不登校の子の居場所、やんちゃな子が集まる、など)を書いてよいか
・卒業生の進路(東洋大学、音楽大学に進んだ新里兄弟など)は、ご本人たちの同意が必要。同意がなければ固有名詞を外す
・会社データ(所在地・従業員数・設立・Webサイト・求人ページURL)が原本にない。記事情報シートで埋めてほしい
・業種の分類に「教育」がないため未設定。分類を追加するか
・取材日が原本にない
写真:4枚お預かりし、アイキャッチ1枚と本文2枚を入れました(2026-09-28に集合写真を追加)。
・集合写真は掲載の同意をいただいている前提で使っています。差し支えがあれば外します
・本文に入れた授業らしき写真は、撮影場所・時期がわからないためキャプションを付けていません。何の場面か教えてください
・モットーが書かれたバナー画像は、横長すぎて記事の写真枠に収まらないため使っていません
取材先の確認:未
個別進学塾、通信制高校のサポート校、プログラミング教室。宮古島で3つの学びの場を運営しているのが、株式会社ルートです。代表の根間さんに、会社のことを聞きました。
「料金の話で、子どもが躊躇する」を変えたかった
根間さんはもともと、大手予備校のフランチャイズ校で教室長を4年ほど務めていました。そこで感じていたのが、料金の仕組みへの引っかかりです。
「都会の大手の価格帯でやらなきゃいけないとなると、どうしても届けられる人が少ないんですよね。やらせればやらせるほど料金がかかるシステムだったので、英語ももっとやろうよってなったら、結局は保護者に負担がかかる。子どもも分かっているから躊躇する。この葛藤って、無駄じゃないですか」
やりたいだけ進められる形の塾をつくれば、もっと広く島の子どもたちに届く。そう考えて、2017年3月に独立しました。最初は大学受験専門で、高校生だけを受け入れる個別指導塾でした。
島を出るまでに、島の仕事に出会えない
高校生の進路に関わるうちに、根間さんはもうひとつのことに気づきます。生徒たちの志望先が、公務員、医師、教員、看護師に偏っていることでした。何年経っても、その傾向は変わりませんでした。
「宮古にはもっといろんな仕事があるんですよ。農業でも、漁業でも、不動産でも、デザインでもいい。社会インフラの仕事もいっぱいある。なのに、そういうものに憧れられるタイミングがほとんどないまま、島を出ないといけなくなっている。これは構造上の欠陥だと思ったんです」
塾の放課後や土日に地域と関わる取り組みもしてみましたが、学校に戻るとリセットされてしまう。もっと時間を使えるようにするには、通信制の仕組みがいる。そう思い始めたころ、通信制のサポート校を地元でやってみないかと声がかかりました。2020年の10月のことです。
仲間に声をかけ、半年ほどの突貫で準備をして、2021年4月に島の高等学院を開校しました。最初の生徒は6人。中学3年生から上がってきた子が2人、工業高校から転校してきた子が2人、ほかに1人という顔ぶれでした。いまは41人が在籍しています。
仕事は「教える」より「一緒に外へ出る」

意外なことに、スタッフが教科を教えることはほとんどありません。通信制の課題はeラーニングで進められ、受験対策が必要なら併設の塾と連携できるからです。
「僕が全部の教科を教えられるわけじゃなくて、勉強の仕方を教えるんです。教材のおすすめとか、使い方とか、スケジュールの立て方とか。この辺を教えていくと、ちゃんと受かっていくんですよ。あとはモチベーションを上げること。サポートスタッフみたいな感じですね」
そのかわり、生徒と一緒に外に出ます。サンドアートを楽しむ会、自衛隊の飛行機、陶芸。インターンシップでは内装の現場、保育園、ビーチウェディングの手伝いにも行きました。ダンプに乗りたいという生徒がいたので、ダンプにも乗りました。ピアノのコンサートを開いたこともあります。
こうした活動の記録が積み上がり、学校説明会でそれを見た中学生が「楽しそう」と言って入ってくるようになりました。
やりたいことがない子には、誰かの手伝いを
もちろん、全員が最初から「やりたいこと」を持っているわけではありません。聞かれても困る、という生徒もいます。
「やりたいことが見つからない間は、誰かのやりたいことを手伝ってみよう、と伝えています。人が動いているのを見ると、自分だったらこうするけどな、というのが出てくるじゃないですか。1年生の間は人のことに参加してばかりだった子が、2年生になったら、あれやりたいって言い始める。そういう段階があるんです」
卒業生の進路はさまざまです。3年間の活動を活かして経営系の大学へ特待生で進んだ生徒もいれば、高校の進学クラスから転校してきて、併設の塾で受験勉強をやり切り、東京の大学へ進んだ生徒もいます。IT系の専門学校や通信制大学に進んだ生徒もいました。
「不登校の子の居場所」と見られた時期もある
いまでこそ前向きな理由で選ばれるようになりましたが、始めたころは違いました。通信制そのものへの誤解もあり、中学校の先生に話しても取り合ってもらえないことがありました。やんちゃな生徒を多く受け入れていた時期には、そういう子が集まる場所だという見られ方もされたそうです。
変わっていったのは、先生たちの困りごとを引き受けるようになってからでした。学校に来られない生徒、高校を辞めることになった生徒。その次の受け皿に困っている先生たちがいました。
「先生たちのバトンを受け継ぐ形で、我々がしっかり面倒を見て、高校卒業の資格も取らせて、無事卒業させますと約束をする。それを報告していくうちに、だんだん信頼が積み重なってきたのかなと思います」
新しいことばかりで、去年と同じ仕事がない
働く人にとって、ここはどんな職場でしょうか。根間さんは、まず大変なほうから話してくれました。人が続くかどうかは、この会社の課題でもあったといいます。
「新しいことばかりやるんですよね。去年の6月にやっていた仕事を今年の6月もやればいいかというと、全然違う。人が違えば対応も違うし、会社自体も生徒数が増えて、システムも少しずつ変えて、業務も自動化していこうとしている。覚えることはまあまあ多いです」
生徒との関わりにも、簡単ではない面があります。3回話しかけてやっと返事が返ってくる生徒もいる。時間をかけても、いつも報われるわけではない。
「高低差がすごいですね。でも、また裏返ってこっち側に来たりしますから」
失敗については、はっきりしています。
「うちは失敗しても全然怒られないです。嘘をつくとめちゃくちゃ怒られますけど。新しいことをやっている間は絶対に失敗するものなので、それも全部含めて楽しんでやってくれる方なら大丈夫。ルーティンが好きとか、失敗しない仕事が好きという方には、しんどいと思います」
島高が動くと、地域が元気になる

これから目指しているのは、島の高等学院が活動することで地域が元気になる仕組みです。インターンシップの受け入れ先にとっては、人手が少し補われるだけでなく、若い子の意見で職場が明るくなる。生徒はボランティアでイベントの運営にも関わります。
AIやITを学んでいる生徒については、次の目標があります。
「学んで終わりじゃなくて、地域の企業さんに教えに行けるようになったら面白いなと。ChatGPTを使ったことがないとか、Googleカレンダーを使ったことがありませんという方もいっぱいいるんです。そういう小さなきっかけのところは、高校生が教えますよ、と言って動いていけたらいいなと思っています」
一緒に働きたいのは、自分の時間も持っている人
どんな人と働きたいか聞くと、「フラットな人」という答えが返ってきました。
「かかりきりにならないほうがいいと思っています。仕事は仕事としてちゃんとやるけれど、自分は自分で何かやりたいことがある、仕事以外に趣味を持っている。そういう方がすごくいいなと。自分のことだけ、人のことだけになると、バランスが悪いんですよね。あとは、学生を子ども扱いしないでフラットに接せられる人が一番いいなと思っています」
そしてもうひとつ、地域に向いたアンテナ。
「地域が元気になったら嬉しいな、というアンテナを持っている方だと嬉しいです。新しいことを楽しめて、自分ができなかったことができるようになること自体を楽しめる。失敗も経験だと思ってもらえる。そんな方が来てくれたら最高ですね」




