宮古島で、子育てしながら働けるか

宮古島で、子育てしながら働けるか

宮古島で、子育てをしながら働けるのか。保育園に入れるかどうかと、子どもの予定に合わせて働けるかどうか。宮古島市の待機児童の数字と、島の職場で見られる働き方、面接で確かめておきたいことをまとめます。

この記事のポイント

  • 宮古島市の待機児童は、令和4年から5年続けて0人です(各年4月1日時点)
  • 年度の途中で入れるかどうかは、市が毎月公表している空き状況で確かめられます
  • 3歳から5歳の保育料は、国の制度で無償です
  • 子どもの予定に合わせて、入れる時間に来てもらう職場があります
  • 3時間から働ける仕事をつくろうとしている会社もあります

宮古島市の待機児童は、5年続けてゼロです

沖縄県は毎年、市町村ごとの保育所入所待機児童数を公表しています。宮古島市の数字は、次のように動いてきました。

年(4月1日時点)宮古島市の待機児童数
平成31年(2019年)12人
令和2年(2020年)9人
令和3年(2021年)2人
令和4年(2022年)0人
令和5年(2023年)0人
令和6年(2024年)0人
令和7年(2025年)0人
令和8年(2026年)0人(速報値)
沖縄県「市町村別保育所入所待機児童数」から作成

5年続けてゼロです。沖縄県は待機児童数が全国でも多い県として知られてきましたが、宮古島市に限って見れば、4月の時点で入れない状況は解消されています。なお、令和8年4月1日現在の数字は速報値です。

ただし、これは4月1日時点の数字です。年度の途中で入れるかどうかは別の話になります。宮古島市は認可保育施設の空き状況を毎月公表しているので、時期が決まっているなら、そちらを見るのが確実です。市内には認定こども園が公立3園、私立5園あります。

3歳から5歳の保育料は、無償です

保育料のほうは、国の制度があります。2019年10月から始まった幼児教育・保育の無償化で、3歳から5歳の子どもが保育所や認定こども園などを使うときの利用料は、世帯の所得にかかわらず無償です。0歳から2歳の子どもは、住民税が非課税の世帯が無償になります。

ただし、通園の送迎費や食材料費、行事費などは、引き続き保護者の負担です。また、保育所などを新たに使うときは、利用を始める前に、住んでいる市町村で「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。移り住んでから申し込むことになるので、手続きの時期も含めて宮古島市に確かめておくと安心です。

子育て中の人に「入れる時間に来てもらう」職場があります

保育園に入れるかどうかと、働き続けられるかどうかは、別の問題です。子どもの予定は、大人の都合では決まりません。島の会社のなかには、そこを前提にして勤務時間を組んでいるところがあります。

たとえば、フルで働ける人は8時から17時半まで、子どもを育てている人は入れる時間に来てもらう、という組み方。子どもの予定が急に変わったら、そのとき入れる時間に合わせる、というアルバイトの組み方もあります。

子どもの用事に合わせて時間をずらしたり、体調がすぐれない日にリモートに切り替えたりできる会社もあります。

「3時間から」をつくろうとしている会社もあります

働く時間の区切り方そのものを、変えようとしている会社もあります。短い時間でも入れる仕事をつくれば、これまで応募できなかった人が来られる、という考え方です。

わかりやすいのが、ホテルの客室清掃です。ベッドメイキングは一日中続く仕事ではないため、朝9時から昼12時まで、長くても3時まで。3時間から6時間の範囲で収まります。

この時間の区切り方を入口にして、子育てをしながら働きたい人や、一人で子どもを育てている人が入れる仕事をつくろうとしているホテルがあります。経験のない人が学べる研修とあわせて、いま準備している段階です。

子どもの居場所を、会社がつくっている例もあります

伊良部島(いらぶじま。宮古島と橋でつながる島)には、2024年4月から、デイサービスで使っている場所を夜に開放して、子どもの居場所にしている介護事業所があります。

子育てしながら働くなら、面接で聞いておきたいこと

子育てをしながら働くなら、確かめておきたいのは次の4つです。

  • 勤務時間を個別に決められるか/「入れる時間に来てもらう」と言う会社があります
  • 急な休みにどう対応しているか/子どもの予定は急に変わります。実際どうしているかを聞きます
  • 短時間の枠があるか/3時間から入れる仕事をつくろうとしている会社もあります
  • 職場見学ができるか/保育の職場なら、子どもの様子が見られます

求人票には、どれもまず書かれていません。見学や面接のときに聞くのがいちばん早い方法です。「まだ応募を決めていない」という段階でも、見学を受けている会社はあります。

よくある質問

Q. 宮古島市に、待機児童はいますか?

4月1日時点の待機児童は、令和4年から令和8年まで5年続けて0人です(令和8年は速報値)。ただし、年度の途中に入れるかどうかは別です。

Q. 年度の途中でも、保育園に入れますか?

施設や子どもの年齢によって違います。宮古島市は認可保育施設の空き状況を毎月公表しているので、移り住む時期や働き始める時期が決まったら、市の公式サイトで確かめてください。

Q. 保育料はかかりますか?

3歳から5歳の子どもの保育所や認定こども園の利用料は、国の制度で無償です。0歳から2歳は、住民税が非課税の世帯が無償になります。送迎費や食材料費、行事費などは別にかかります。

Q. 子育て中でも、働く時間を調整できる仕事はありますか?

あります。子どもを育てている人には入れる時間に来てもらう職場や、子どもの用事に合わせて時間をずらしたり、リモートに切り替えたりできる会社があります。求人票には書かれていないことが多いので、面接や見学で聞いてみてください。

Q. 短い時間だけ働ける仕事はありますか?

ホテルの客室清掃のように、3時間から6時間の範囲で収まる仕事があります。子育て中の人が入りやすいよう、短い時間の仕事をつくろうとしている会社もあります。

あわせて読みたい

出典

  • 沖縄県「市町村別保育所入所待機児童数」(県公式サイト「市町村別の待機児童数の推移」掲載。令和8年4月1日現在は速報値)
  • 宮古島市「公立・認可保育所」(市公式サイト。認可保育施設の空き状況も同ページで公表)
  • こども家庭庁「幼児教育・保育の無償化」(2019年10月開始)
  • 島しごと図鑑の取材記事(勤務時間の組み方、短時間の仕事、子どもの居場所づくりの例)

この記事、どうでしたか?

押すと、取材先に届きます。登録もログインもいりません。