宮古島で、建設の仕事に就けるのか。ホテルや住まいが増え、台風のあとには復旧の仕事もある島で、建設は暮らしを支える大きな仕事です。働く人の数、島の会社の種類、建物の特徴、求人の状況を、公表されている統計からまとめます。
この記事のポイント
- 宮古島市で建設業に就いている人は2,492人。産業別で4番目に多い仕事です(2020年国勢調査)
- 県に登録している宮古島市の建設事業者は305。土木が215、建築が158と多く、管工事・塗装・電気工事などが続きます
- 宮古島の建物の約85%は鉄筋コンクリート造で、木造は3%ほどです
- 建設業の従業者は、2014年の1,861人から2021年には2,067人に増えています
- ハローワーク宮古の建設業の新規求人は、2026年7月は25人でした
宮古島市で建設業に就いている人は2,492人
2020年の国勢調査で、宮古島市の建設業の就業者は2,492人でした。農業、医療・福祉、卸売・小売に次いで4番目に多い仕事です。男性が2,111人と大半を占めます。
| 人数・年齢 | |
|---|---|
| 建設業の就業者 | 2,492人 |
| うち男性 | 2,111人 |
| うち女性 | 381人 |
| うち20〜34歳 | 407人 |
| 平均年齢 | 49.6歳(全産業は49.8歳) |
経済センサスでは、宮古島市の建設業の民営事業所は254、従業者は2,067人でした(2021年)。2014年の1,861人から200人ほど増えています。1事業所あたりは約8人です。
島の建設会社は、土木と建築が中心
沖縄県宮古土木事務所によると、宮古島市の登録建設事業者は305です(2024年12月末)。業種ごとの登録は次のとおりで、1つの会社が複数の業種に登録していることがあります。
| 業種 | 登録事業者数(宮古島市) |
|---|---|
| 土木業 | 215 |
| 建築業 | 158 |
| 管工事業 | 88 |
| 塗装業 | 72 |
| 電気工事業 | 50 |
| タイル業 | 34 |
地区別では、平良地区(ひらら。市役所や商店が集まる島の中心部)が228と大半を占め、伊良部地区が29、城辺地区が22、上野地区が16、下地地区が10です。
宮古島の建物は、ほとんどが鉄筋コンクリート造
宮古島市の課税家屋19,800棟のうち、鉄筋コンクリート造が16,826棟で約85%を占めます。木造は562棟で、3%ほどしかありません。毎年のように台風が来る島では、建物の多くがコンクリートで建てられています。
| 構造 | 棟数 |
|---|---|
| 鉄筋コンクリート造 | 16,826棟 |
| コンクリートブロック造など | 1,206棟 |
| 鉄骨造 | 629棟 |
| 木造 | 562棟 |
| 軽量鉄骨造 | 558棟 |
| 合計 | 19,800棟 |
令和5年度の建築確認申請は291件、面積は147,596㎡でした。宮古島市の宿泊施設は、2016年末の247軒から2025年末には572軒に増えています(宮古島で、ホテルや飲食の仕事に就くには)。
台風のあとは、復旧の仕事がある
建設の仕事には、台風のあとの復旧も含まれます。電力会社が電気を送ったあとの、電柱から家の中までを受け持つ電気工事の会社は、台風のあとの停電の復旧が仕事になります。倒れた木の片づけや、飛ばされたものの修理も、風がおさまってからが本番です。台風の時期の働き方は、台風のとき、宮古島の職場はどうなるかにまとめています。
求人は、いまは落ち着いている
ハローワーク宮古が2026年7月に受け付けた建設業の新規求人は25人でした。前月の22人より増えましたが、前年同月の41人からは39%減っています。宿泊・飲食(174人)や医療・福祉(96人)に比べると、ハローワークの求人は多くありません。
働く人の数が多いのに求人が少ない仕事は、人づてや会社への直接の問い合わせで決まることもあります。仕事の探し方は宮古島で仕事を探すなら、どこを見ればいいかに、島の仕事全体の中での位置は宮古島の人は、どんな仕事をしているのかにまとめています。宮古島で仕事を探す際は、宮古島限定の求人サイト「みやこのしごと」も見てみてください。
未経験から、技術を身につけるには
働く前に基礎を学びたい人には、国の公的職業訓練(ハロートレーニング)があります。雇用保険を受けている人向けの公共職業訓練と、受けられない人向けの求職者支援訓練があり、求職者支援訓練は2〜6か月のコースです。一定の要件を満たすと、訓練中に職業訓練受講給付金を受けられる場合があります。
宮古島で受けられる訓練のコースは時期によって変わるので、ハローワーク宮古で確かめてください。
建設の仕事を選ぶ前に、確かめておきたいこと
- どの工事を受け持つ会社か/土木、建築、電気、管工事など、会社によって現場の中身が違います
- 現場の場所と通勤/現場までの移動に、車が必要になることがあります
- 資格の取り方/働きながら資格を取れるか、費用を会社が出してくれるかを聞いておきます
- 台風の時期の働き方/台風の前後で、仕事の量や出勤の扱いがどう変わるかを確かめます
- 給料の上がり方/建設は、島に住む人がお客さんの仕事で、時給を上げにくいといわれる分野です(宮古島の給料は、本当に安いのか)
よくある質問
Q. 宮古島で、建設の仕事はありますか?
あります。2020年の国勢調査で、宮古島市の建設業の就業者は2,492人と、産業別で4番目に多い仕事です。県に登録している宮古島市の建設事業者は305あります。
Q. 宮古島の建設会社には、どんな業種がありますか?
宮古島市の登録建設事業者は、土木業215、建築業158、管工事業88、塗装業72、電気工事業50、タイル業34です(2024年12月末、複数の業種に登録している事業者を含む)。
Q. 宮古島の家は、なぜコンクリートが多いのですか?
宮古島市の課税家屋19,800棟のうち、鉄筋コンクリート造が16,826棟で約85%です。木造は3%ほどです。毎年のように台風が来る島では、建物の多くがコンクリートで建てられています。
Q. 未経験でも、建設の仕事に就けますか?
働きながら資格を取れる職場かどうかは、応募先に聞いてみてください。働く前に基礎を学びたい人には国の公的職業訓練(ハロートレーニング)があり、宮古島で受けられるコースはハローワーク宮古で確かめられます。
Q. 宮古島で、建設業の求人は多いですか?
ハローワーク宮古の2026年7月の建設業の新規求人は25人で、前年同月の41人から減っています。人づてや会社への直接の問い合わせで決まる仕事もあります。
あわせて読みたい
- 宮古島で働く前に、知っておきたいこと
- 宮古島で、ものづくりの仕事に就くには
- 宮古島の人は、どんな仕事をしているのか
- 台風のとき、宮古島の職場はどうなるか
- 宮古島で、ホテルや飲食の仕事に就くには
- 車がないと、宮古島では働けないのか
出典
- 宮古島市「統計みやこじま」令和6年度版 表21(令和2年国勢調査)、民営事業所数及び従業者数(平成26年経済センサス-基礎調査、平成28年・令和3年経済センサス-活動調査)
- 宮古島市「統計みやこじま」令和6年度版 建設「構造別家屋棟数及び床面積」(税務課、2024年1月1日)、「登録建設事業者数」(沖縄県宮古土木事務所、2024年12月末)、「建築確認申請件数及び面積」(令和5年度)
- ハローワーク宮古「雇用の動き」(令和8年7月分、令和8年9月1日発表)
- 沖縄県「宿泊施設実態調査」(平成28年・令和7年)
- 厚生労働省「ハロートレーニング(公的職業訓練)」の案内
- 島しごと図鑑の取材記事(電気工事の仕事の例)
島しごと図鑑


